苫米地式コーチング認定コーチの齋藤愼治です。


「靴」をテーマにブログを書いています。
先月、恐らく10年ぶりぐらいに白いスニーカーを購入しました。
店頭で見かけて気になったのですがその日は購入せず、家に帰るとやはりほしくなったため再度足を運び購入することにしました。

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帰宅してから紐を通して見ていると、左右の色が違うことに気づいたのです。
つま先のスエードの部分が色焼けしていて、明らかに変色していたのです。

すぐに理由はわかりました。
それは、私が購入したサイズの物は最後の一足で、しかも展示品だったのです。
展示のため片方だけ出ていたので色焼けしてしまったのでしょう。

試し履きの時点で両方履いたにもかかわらず、そのときには気づきませんでした。


どうしようか悩みました。
返品しに行くのも面倒だし、在庫がないので交換もできません。
しかも既に気に入ってしまっていました。

そこで考えました。
「そもそも、この違いに気づく人がいるのか?」
RASとスコトーマの関係です。
私たちは重要性が高まっていなければ認識することはないのです。
私自身が試し履きの時点で気づかなかった色の違いを他の人が気付くわけがありません。
もし気付くとしたら過去に同じような失敗をした人くらいでしょう。

色焼けを落す方法などもあるようですが、左右が同じになる保証がないのでやめました。
それよりも履いているうちにもう片方も色焼けして同じ色に近づくのではないかと考えました。
そして、“この靴”を交換せずに履くことに決めたのです。


結果は想像の通りです。
誰も気付きません。
未だに明らかに色が違いますが、気にしているのは私だけです。
10年ぶりくらいに履いてる白いスニーカーですら誰も気にしていません。

「左右の色違いの白いスニーカー」から人それぞれ見える世界は異なるし、私たちはスコトーマだらけだということが改めてわかりました。
自分にとって重要でも他人にとっては重要でなければ認識されないのです。

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先日アップしたJAPAN MLD村井先生と打ち合わせ時の写真ですが、当然のように左右のつま先の色違いまで気にする人はいません。
はじめに目に飛び込んだものの重要度が高いのです。
なぜだか考え、RASを意識するのも面白いと思います。


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齋藤愼治
苫米地式コーチング 苫米地英人 認定コーチ
JAPAN MLDメンズセラピスト兼メンタル講師

~自分軸の人生をかっこよく自操する~
           マジックカーペット
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